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桑田真澄オフィシャルブログ

MESSAGE

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2009年8月20日

大学野球

友へ

おはよう!
これから帰国します!

昨日は甲子園の話をしたので、今日は大学野球について考えてみました。
僕に大学野球の経験はないし、大学野球部にも全国にいろんな部があると思いますが、
いままで自分で見たり、聞いたりしてきた印象について少し話をしますね。

的外れな部分もあるかもしれないけど、自分の正直な感想です。
僕のブログは、野球指導者もたくさん見てくれているので、
参考にして頂けると嬉しいです。
人はいつからでも、どこからでも、何度でもやり直せますからね。
指導方法も、今までと違っていいじゃないですか。
むしろ違わなくてはいけないのです。
なぜなら、時代の流れとともに人間は進歩しているからです。
今まで解明されなかったことの中で、現在分かっていることもたくさんあるのだから、
そのデータや分析結果を活かしていく必要があるのです。

4月から早稲田のキャンパスで学ばせて頂き、
たくさんの学生と接してみて思うのは、大学は中学や高校とは全く違うという事です。
高校までは、制服や校則があって大人が決めたルールに従って生活していますが、
大学生は、社会に出る訓練として自分で考える時間をもらっているんですね。
この考え方を野球に当てはめてみると、高校までは指導者に教わる野球でもいいかも
しれないけど、大学からは練習方法やコンディショニングについて、学生(野球部員)に考える機会を与えるべきだと思う。
もう大学生なんだから、誰かの指示に従うだけの子供の野球ではなく、自分で考える
大人の野球をしてほしいですよね。

練習方法は伝統を重んじるあまり、変えるのが難しいのかもしれませんが、
もう一度原点に戻って考えて欲しいものですね。
真夏の暑い時期に一日練習をしたり、
メンバーだけしか練習させない大学もあるみたいですね。
1000本ノックや1000球投げ込みのような練習も、未だにあると聞いています。
同じ野球人として悲しくなりますよね。
練習は技術を磨くためと、肉体と精神を鍛えるためにするんですよね。
短時間で効率の良い練習をした方が上達も早いし、
集中力が増した分だけ精神力も養われると思うのですが・・・。
うわべだけ、見せかけだけの練習は意味がないですよね。

僕が考える学生の義務は、野球の練習、勉強、そして遊び(恋愛)です。
グランドで一生懸命練習するのはもちろんですが、
キャンパスに行ってしっかりと勉強してほしいし、友達と楽しく遊ぶことも大事です。
その方が自分で考える力を養えるし、試合の応援に来てもらって同じ時間を共有できる。
また、卒業後もお互いに刺激しあいながら、楽しい人生を過ごせると思いませんか。
だから、学生にはこの3つのバランスを保ってほしいしと思います。
4年間野球だけをしていたらダメなんですよ。
遊びと書きましたが、大学生なので恋愛もしてほしいです。
彼女をつくって、彼女のためにも立派な男になって欲しいし、人を思いやることも勉強して欲しい。

それから、PL学園もそうでしたが、同じように大学野球部にも、いろいろなしきたりがあるみたいですね。
野球界は縦社会なので、上下関係も大切です。
先輩は後輩を思いやり、後輩は先輩を敬う。
しかし、暴力や理不尽な命令は絶対ダメ!
社会に出てからも役立つ人間関係を身に付けて欲しいと思います。
野球界には、上下関係を履き違えている人が多いですからね。

1日は24時間しかないんです。
無駄に時間を過ごしてはもったいないですよ。
短時間集中で練習し、残りの時間は勉強する。
その後に余った時間で遊ぶ。
人生は楽しくないとうそですよね。
遊びは楽しいじゃないですか。
その楽しみの前に、しっかりと練習と勉強をしましょうよ。
お互い、楽しく生きていきたいですね!

学生、桑田真澄は、そう思います!

2009年8月20日

2009年8月18日

合理的、効率的

友へ

元気ですか?
今日はグアムからです。
今年1年間、グアム観光大使をさせて頂いているので何度かグアムに来ています。
日本も暑いでしょうが、こちらも暑いですよ!

2009423

それはそうと、「夏休み」初体験です。
学生時代は、ずっと野球の練習だったので、
休んだって感覚がなかったのですが、今年は少しゆっくりしています。
もちろん仕事が入っているので完全に休むわけにはいきませんが、
朝から晩まで野球漬けの夏休みと違って、
仕事と勉強、そしてリラックスのバランスをとりながら過ごしています。

8月は、やはり甲子園ですね。
すべての選手達に精一杯頑張ってもらいたいですね。
そして、その経験を今後の野球人生に活かしてもらいたいですね。

夏の甲子園を勝ち抜くには、技術や根性も大切ですが、
コンディショニングがもっとも大事な鍵になります。
「何だそんなことか」と思うかもしれないけど、実はこれが非常に大事なんですよ。
合理的、効率的という言葉をいつも頭に入れておくことが、甲子園を勝ち抜くコツです。
いかにして、短時間で効率良く成果を上げるか。
この考え方を普段の練習から取り入れていくことが必要です。
夏の暑さ(自然)と真正面から戦っても、勝ち目はないのです。
上手く付き合っていくんですよ。
休める時は休み、汗を流す時は必要最小限、体を動かすこと。
出来るだけ無駄なエネルギーを使わず、暴飲暴食にも気をつけること。
それが出来るだけでも、勝利にグッと近づきます。

僕は、夏に強く、暑くなればなるほど得意にしていました。
その裏では、普段から合理的、効率的な練習をいつも心がけていました。
選択と集中ですよね。
無駄を省きシンプルにすること、そして必要なことは集中して行うこと。
野球にも人生にも、ビジネスにも同じことが言えますよね。

夏の甲子園制覇に向け、ヒントにして頂けると嬉しいです。

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2009年8月18日

2009年7月 8日

金292

友へ

おはよう!
今回は、更新が早くてビックリしたでしょ?
元気ですか?

僕は、全身筋肉痛です。
久しぶりに、東京ドームでプレーさせて頂き本当に嬉しかったよ。
やっぱり野球は楽しいね。
素晴らしい機会を頂いたサントリーさん、
そして、たくさんのファンの方々に心より感謝しています。
ありがとうございました。

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久しぶりということで、
今朝、久しぶりにムカッとしたね!
朝から自宅前で、写真週刊誌の突撃取材ですよ。
現役時代には、数え切れないほど経験させて頂きましたが、
何度経験していても、許可なくバチバチ写真を撮られる突撃取材は嫌なもんですよ。
ちゃんと事務所に取材依頼をして、日時を設定してから取材してもらいたいですね。
本当にお願いしますよ。
用件は、僕がブログに書いたことについて悩んでいたそうなんですが、
何に悩んでいるのですか?と尋ねたところ、
息子がお世話になっている学校の批判をしているのではと思ったそうなんです。
それも、息子が夏のメンバーに入っていないので、一層強く思ったそうです。

確かに、何度か続けて野球指導者について自分なりの考えを書いたけど、
それは、自分の野球観と人生経験、
そして、引退後、講演や野球教室で全国を回り、
小中学生、高校、大学、社会人、独立リーグと
いろんなチームを見て感じたことを書いただけなんだよ。

未だに、タバコを吸いながら指導している者、
アルコールを飲んで指導している者がいるんですよ。
タバコもアルコールもダメとは言ってないですよ。
でも指導中はダメでしょ。
塾の先生が、タバコ吸いながら、
アルコールを飲みながら勉強を教えていたら、親としてどう思いますか?

非効率で、非合理的な練習方法などについても書きましたよね。
子供は金の卵なんですよ。成長期なんですよ。
僕たち大人は、子供を大切に育て守ってあげる義務があるんですよ。
使い捨ては、もってのほかですよね。

それに、息子のことについても言っていましたが、
学生時代は、誰だっていろいろありますよね。

僕だって何度も挫折しましたよ。
みんなそうじゃないですか?
挫折し、何かを学び強くなっていくものでしょ。

大人になった今でさえ挫折しますよね。
世の中に完璧な人間なんていませんよ。

特に子供は、挫折して何かを学び強くなっていかなくてはいけないんです。
立派な大人になるためにも、
子供の時に、学生時代に挫折することが必要なんですよ。

そして、そのどん底から這い上がるために挑戦するんですよ。
練習して、野球の試合で試す。
鍛練して、人生で自分を試す。
試練という言葉は、挑戦することを教えてくれているのではないでしょうか。
試練は、挑戦することなんですよね。

どんなことに対しても、挑戦していきたいですね。

今日も、これから宿題に取り掛かりますよ。
法律、経営学、行動科学、統計学、財務・会計と
難敵ばかりで試練が続くけど、今日も挑戦です。
頑張るよ!

自分の人生は、自分が頑張るしかないからね。
自分の人生の代打、リリーフは、誰もいないからね。

共に頑張りましょう!

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Mvp

2009年7月 8日

2009年6月29日

5月病

友へ

元気ですか?
僕は、24年ぶりの学生生活で5月病にかかっていました。
最近、ようやく抜け出して元気になってきた感じです。

なぜ5月病なんだと言われても、ちゃんとした定義も聞いたことがないので説明でき
ないんだけど、新しい環境に適応しようとしてストレスを感じたり、疲労が蓄積している状態なんだろうね。

入学してから、仕事、授業、宿題に追われる毎日だったので、ちょっと混乱していた
のかもしれないね。
振り返ってみると食欲もあったし、毎回の講義も楽しいし、目標もしっかり見据えら
れているし、仕事と勉強の両立は維持できていると評価してもいいかな。
ということは、5月病というより順調かもしれないね。
結局は大変だったことに対しての言い訳か・・・

Photo 控室でも勉強しています!

「環境に適応」という言葉で思いだしたけど、
僕の少年野球チームでも、新しい環境に適応できなくて何人か退部した選手がいるよ。
子供達のためにと思って、考えて考えて指導させてもらっているにも拘わらず、
退部する子供達に、「どうしてなんだ」と聞いてみたくなったことを思い出した。
でも僕は、「自分の好きなところでプレーするべきだ。頑張ってこいよ」と言って、
彼らの背中を押したんだ。
合う合わないは、どこの世界にだってある。
自分が、ここだと思ったところで頑張ることがベストだ。
そのために、指導者、大人は、子供達の背中を押してあげるべきだと思うんだ。

野球は素晴らしいスポーツであるが、残酷なスポーツでもある。
このことについては、後にゆっくりと話をしたいと思うが、
とにかく、野球界には、汚いことをする人が多いんだよね。
残念なことに、スポーツマンシップの欠片もない人が結構いるんだ。

高校野球でも、少年野球でも、環境に適応できなくて違うチームや転校したいと考え
ている子供達が多い。
そんな時に指導者は、どうすると思う?
「新しいチームで頑張ってこいよ」って背中を押してあげると思うでしょ?
それが違うんだね。
野球部の監督だけではなく、校長先生までが一緒になって、転向できないようにして
その子供を潰してしまう。
少年野球では、うちのチームを辞めるのであれば、「野球が出来ないようにしてや
る」と言って潰してしまうんだよね。

他に行きたいんだから、行かせてあげるべきだよね。
潰しにかかるということは、
他に行ってプレーされたら困ることがあるから、行かさないんだよね。
本当に汚いことをする大人が多すぎるよ。
野球をする資格無しだよ。

子供達は、それぞれに成長するペースがあり、
環境も合う合わないがあるんだから理解してあげることが大事だ。

僕たち大人だって、合う合わないがあるでしょ。
良いと思って買った服や靴、カバンだったけど合わなかったとか、
レストランや美容院もそうだよね。
転職することだってあるじゃない。
誰だって、入ってみないと内部のことは分からないよね。

子供達は、金の卵なんだから、大切に育ててあげなければいけないんだよ。
また、育つ環境を整備してあげることが指導者の使命だと思う。

このように、汚い大人たちによって傷ついた子供達に伝えたいことがある。
辛かったよな。苦しいよな。悔しいよな。大人なんてこんなもんだよな。不幸だよな。

でも、ぐれている場合じゃないぞ!
こういうことが起こったと言うことは、少なからず自分に原因があったんだよ。
そのことは理解しなくてはいけないよ。

問題はここからだよ。
辛かったからこそ、悔しかったからこそ、幸せにならなければいけないんだ。
くよくよしている時間はない。
鍛えろ、勉強して自分を磨け!

野球界の先輩として、白球を追った仲間としてエールを送りたい。
人生は、自分が頑張るしかないんだよ。やってやろうじゃないか!
いてもうたれ!

5月病から、とんでもない話になってしまったけど、
人生は、本当に嫌なことが多いよね。
でも、この苦しみを乗り越えた時の喜びが、たまらなく感動するんだよね。
共に頑張ろうよ!

「いてもうたれ!」

これは、あかんわ。
ひどい言葉やね。
でも、何となく気合入るやん!

2009年6月29日

2009年4月28日

3つのバランス

友へ

こんばんは!
月曜日は、唯一ゆっくりできる日なので、
ホッと一息ついているよ。

3年ぶりに、日本の桜を満喫し、長年の夢であった早稲田での勉強。
夢を見ているのではないかと疑いたくなる程、とても幸せだよ。
「学生」を、できるということは、本当に贅沢なことだよね。
出来ることなら4年間、学生をしていたいよ。
学び、考え、研究するということは、たまらなく楽しいね!
1日、1時限を大切にしたいと思う。

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学校が始まって3週間、
授業は、思っていた通り大変だよ。
いや、それ以上かもしれないね。
仕事もこなしながら、週5日の通学。
特に土曜日は、6時限なので、
朝9時から、夜の7時45分までやから厳しいわ。
初めの1週間で、首と肩が、ガチガチになってしもうたわ。
今は、張りも無くなり慣れてきた感じかな・・・

前回は、指導者について話をしたよね。
すごい反響があったので、もう少し続けるね。

4月になり、気温も上がり、陽が長くなるので、
試合や練習にも、一段と熱が入ってくるよね。
1日に3試合したり、朝から晩まで練習したり、どの指導者も同じだと思う。
それだけ情熱があるということは、素晴らしいことなんです。

それで終わらず、そこから、もう一歩を踏み出してもらいたいね。
練習や試合をすることは、絶対にプラスなんですよ。
同じ野球人として、気持はよく分かるよ。
だからこそ、伝えたいことがあるんだ。

プラスの中には、必ずマイナスがある。
そのことを、いつも頭に入れておく必要があるんだ。
長い練習では、集中力が無くなり、怪我の可能性が高くなる。
成長期の身体に、負担をかける練習量は、骨、筋肉、関節を痛める。

短時間練習は、マイナスだと思うかもしれないが、
プラスの中にマイナスがあるように、マイナスの中にもプラスがある。
時間が短いということは、マイナスかもしれませんが、
時間がないからこそ、効果的、合理的になり、体の負担が減るのではないでしょうか?

指導者は、勝つための技術を磨くことばかりに囚われ過ぎではないでしょうか?
どんなに実力があっても、健康で元気な体でないと勝負になりませんよ。
疲労が溜った体や怪我をしていたら、実力も発揮できないよ。
指導者の皆さん、学生時代に、すでに経験してきて分かっているのではないですか?
ぜひ、自らの経験を活かしてもらいたいですね。

1日24時間なんです。
有効に使いましょうよ。

①トレーニング、栄養、休養のバランス
②野球、勉強、遊び(恋愛)のバランス
③走・攻・守のバランス

3つのバランスを、考えて指導してあげてください。
将来、日本を支えてくれる大切な金の卵です。

楽しく、厳しく、温かく、子供達を見守っていきましょう。

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おやすみ

2009年4月28日

2009年3月10日

気が付く

友へ

おはよう!
元気ですか?
僕は、読書、読書、勉強、勉強の毎日で、少し目が疲れ気味です!
体を使う野球の練習も疲れるけど、脳を使う勉強も疲れるよね。

2

今、WBCが、すごく盛り上がっているね。
先日も、解説で韓国戦を観てきましたよ。
どこの国が勝ったとか、誰が打ったとかは、興味ないけど、
投手の球数制限やコールドゲームなどのルールが気になったね。

特に投手の、70球という球数制限。
WBCを観ていた、日本の野球指導者に、
勝った負けたよりも、ぜひ、「気が付いて」もらいたいね。

体力、精神力、技術を兼ね備えたプロの投手に、
70球以上投げてはいけないと言っているんですよ。
それなのに、体もできていない成長期の小学生、中学生、高校生、大学生に、
練習や試合で、100球、200球と投げさせている指導者が、何と多いこと。
この現状は、とても恐ろしいことだよね。

勝利至上主義以外、何物でもないよね。
学生時代は、育成が大切なのに、どんなことをしてでも勝つことしか考えていないん
だよね。
子供の将来なんて、何も考えていないんだよ。
そんな指導者に、子供を預けている親は、恐ろしいことをしているよね。
安心して子供を預けられる指導者は、どこかにいないのかね?
いるのなら、教えてほしいですよ。

日本中、何百というチームを見てきたけど、
子供達を怒鳴り散らしている指導者ばかり。
怒鳴らないと理解してもらえないほど、私には指導力がないんですと、
周りに言っているようなもんだよね。
そんなことも、わからないのかね?
恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。

そりゃぁ、叱らなければいけない時もあるよ。
でも、試合中、練習中、最初から最後まで、怒鳴ることないよね。
その情熱は、素晴らしいと思うんだけど、方向が間違っているよね。
それだけ情熱があるのなら、もっと勉強して知識を身につけるべきだよね。
もっと怖いのが、知識はあるけど、その知識を間違って使っている指導者だよね。

どちらのタイプの指導者にも、
他人の大切な子供を預かるんだから、最低限の知識を身につけ、
知識があるのであれば、正しい方向に使ってほしいよね。
このことを、声を大にして、お願いしたいし、そろそろ「気が付いて」ほしいね。

何度も言いますけど、
ボランティア精神で、子供達を指導する熱意は、本当に素晴らしいですよ。
でも、熱意だけでは指導してほしくないし、
安全対策や怪我予防などにも、最善の注意を払わなければいけないんですよ。

また、学生は、勉強もしなくてはいけないんですよ。
一日中練習して、寝る時間もなくて、どうやって勉強するのですか?
ダラダラと長時間、意味のない練習をしている時間があるのなら、
効率的、合理的な練習メニューを考え、
短時間集中型の練習をして、残りの時間を勉強や遊びに充てるべきですよ。
成長過程で、学生時代の勉強と遊びは、大切な要素なんですよ。

何事も、バランスが大事なんですよ。
トレーニング、栄養、休養のバランス。
野球、勉強、遊びのバランス。

それに、人間は、溜め込むことはできないんですよ。
投げ込み、打ち込み、走り込み。
すべて迷信です。
「気が付いてください」
昔を思い出してください。
投げ込みして、何が溜まりましたか?
走り込みして、何が溜まりましたか?
打ち込みをして、どうでしたか?
溜まったのは、疲労だけではないですか?

そんなに身体に負担をかけなくても、
少しずつ、コツコツと積み重ねていけばいいじゃないですか。
食事だって、3食毎日食べるから健康でいられるんでしょ?
一度に1カ月分食べると体壊れますよね。

考えてみてくださいよ。
自分だって6時間も7時間も、集中して練習できないでしょ?
試合で、毎打席ヒット打てないでしょ?
いつも、完封できないでしょ?
エラーだってするでしょ?
プロ野球選手だって、エラーするし三振するし、ホームランだって打たれるんだから。
子供達が、そうしたって当り前じゃないですか。
何で怒るんですか?
怒鳴るんですか?
その前に、ミスしたプレーを分析し、解説してあげるべきですよ。
そして、次は、どうしたらいいのかを教えてあげるべきですよ。
そう思いませんか?
僕の考えは、甘いですか?

少年時代、練習に行って殴られなかった日は無いくらい、怒られ殴られた。
朝から晩まで練習するのが当たり前の時代、
真夏でも水を飲めなかった時代だ。
耐え切れず、トイレの水や雨上がりにできた水溜りの水を飲んだ経験もある。
甲子園でプレーさせて頂き、ジャイアンツで、そしてメジャーでも投げさせて頂き、
野球というものを、ある程度は、熟知していると思う。
そんな経験をしてきた僕が、今の日本の野球指導者にお願いしたいことです。
厳しい言い方かもしれないけど、
「気が付いてください」「気付いてください」よ。

自分に甘くそして、優しく、子供達に厳しい指導者は要らないですよ。
たばこを吸いながら、ミーティングをするのは止めて下さいよ。
練習中に、煙草すら我慢できない弱い人に、何が指導できるんですか?
昼食に、ビールなど、アルコールを飲んで練習するのはよくないですよ。
夜まで、アルコールを我慢できない自分に甘い人が、子供達に何を指導するんですか?
不思議ですよね?
子供達を指導する前に、誰かに指導してもらってください。

なんか、終わらなくなってきたよ。
もう、家を出る時間なので、今日は、これで終わりにします。

最後に、
素晴らしい指導者も沢山いると思います。
僕が知らないだけで。
そう願っていますし、そうであって欲しい。
WBCの話からだいぶん離れましたが、
指導者としての、最低限のマナーや知識は、身につけてほしい思いから書きました。
厳しい言い方かもしれませんが、
子供達のために、僕たち大人が率先して行動に移してみませんか?
その姿勢を見せていきませんか?

今までは、どうでもいいんですよ。
大事なのは、これからです。
人は、いつからでも、どこからでも、何度でも変われるんですよ。
やり直してみませんか?

落ち着いたら、指導者について、本を書こうと思う。
興味があったら読んでみてください。
いつになるかわからないけど・・・

それでは

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2009年3月10日

2009年2月 4日

早稲田

友へ

2009年も、2月に入りましたね。
元気にしていましたか?

僕は、ようやく試験も終わり、無事に合格することができました。
引退してアメリカから帰国後、仕事の合間にコツコツと勉強を始めたんだけど、
10月から試験が終わる1月までは、いろんな本を読み、資料に目を通し、
レポートの作成にも苦戦したよ。
文章を書くということは、やはり大変な作業だね。
また、大学院を受験するうえで、資格審査などで高卒の大変さを痛感した時期でも
あったよ。

1月24日の試験後も、広島、東京、愛媛、名古屋、東京、名古屋、東京、沖縄、香川と、
毎日移動しながら頑張って仕事をしてきたよ。
精神的には、ホッとしていますが、3月まで仕事がビッシリ入っているので、
入学式まで、しっかりと仕事をしていきたいと思っています。
4月からは、できるだけ学生に没頭するつもりです。

それにしても、夢が叶うって本当に感動するよね。
生きていて何が嬉しいかというと、やはり感動することだよね。
偶然に良い事があって嬉しいという感動もいいけど、
悲しいことや、厳しいこと、辛いことを乗り越えた後の感動は格別だよね。

日本には、素晴らしい大学がたくさんあるよね。
どの大学にも、いい生徒、教授がいて、悪い生徒や教授もいる。
僕が、早稲田に拘っていた理由は、とても単純なんだよ。
単純というか、やはり何かの縁があったんだと思う。

祖父が早稲田出身ということで、
幼少時代、祖母が、「都の西北」を子守唄代わりに歌ってくれていた。
小学生の頃は、早稲田が何なのか知らなかったし、
プロ野球選手になることが夢だったので、大学なんて、どうでもいいことだった。
しかし、中学生になって、PL学園、早稲田、巨人という夢を思い描くようになり、
一層勉学に力が入った。
高校3年生時のドラフト会議で、尊敬している王貞治さんと一緒に野球がしたくて、
プロ野球の世界に飛び込む決断をした。
早稲田への夢を断ったことが、世間を揺るがす大問題に発展し、僕自身も心に深い傷
を負った。
そして何より、早稲田大学に多大なるご迷惑をお掛けしたことを痛感している。
その後、23年間プロ野球の世界でお世話になったが、
早稲田で勉強したいという気持ちは消えることがなかったんだ。
引退をして、これから、何をしていきたいのか自分に問い質すと、
真っ先に、早稲田のキャンパスで勉強したいという答えが返ってきた。
目標が決まれば、すぐに行動に移すのが僕のやり方なので、
そこから、入試に向けての勉強が始まった。

今まで、野球から沢山の幸福を頂いた。
今後は、日本野球界の為に環境を更に整備し、プロ、アマを問わず恩返しをしていき
たいんだ。
そのためにも、自らの経験や実績だけで意見を述べるのではなく、
客観的な視点に立って現代の日本社会と野球界を研究することで、
野球の人気復活、選手の自立と野球界の独立に必要な哲学を身に付けたい。

順番は違ったけど、早稲田のキャンパスで勉強できると思うとワクワクするよね。
合格するより、入学後の方が厳しいことは覚悟しているよ。
大きいことはできないけど、今まで通り、自分のベストを尽くしていきたい。

それにしても、諦めないで生きていると、こんなにも感動を与えて頂けるんだね。
諦めないということが、どれだけ大切かということを、
今回もまた、身をもって教えて頂けたよ。
生きているって素晴らしいよね。
生きているというより、
生かされているという感謝の気持ちでいたいよね。

これからも、友と一緒に、生かされているという心境で、
コツコツと努力して生きていきたいな。
明日も、頑張ろう!

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2009年2月 4日

2008年10月30日

行雲流水

友へ

元気でしたか?
毎回、忙しい、忙しいと書いているけど、
とにかくこんなに忙しい毎日は初体験です。
9月から、仕事の他に、来年に向けての勉強もしているので、
今まで以上に家でゆっくりできる時間が無いんだ。
忙しいということは、本当にありがたいことだね。

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昨日は、お墓参りに行って、その後、福岡の親戚の家でゆっくりご飯を食べたよ。
外食が多かったので、久しぶりの家庭料理、とても美味しかった。

最近、地方での講演や野球教室が多いので、車、飛行機、新幹線での移動のなか、
疲労回復のために少しでも睡眠をとろうとするんだけど、
気がつくと窓の外の山や川、空を眺めているよ。

変幻自在に形を変え、優雅に大空に浮かんでいる雲、
川や海の水は、黙々と、淡々と自由に流れている。
山や月や星は、何を考えているのだろう・・・
好き嫌いや、権力、何の執着もなく、あるがままの心境で堂々としていて
全てを悟っているかのようだ。

僕もこんな素晴らしい生き方をしてみたい。
あるがままを受け入れ、何にもとらわれることなく、
堂々と胸を張って、前に歩き続けて生きたいね。
そして、少しでも自然の雄大さや深さに近づきたい。

そんなことを考え、昇る太陽に感謝しながら、
今日の北九州での講演を頑張ってくるよ。

お互い頑張ろうね!

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2008年10月30日

2008年7月26日

平家物語

友へ

韓国滞在2日目も、結局、大雨で試合が中止になってしまったよ。

予定していた試合が観られなくて残念だったけど、

関係者と会い、韓国プロ野球の歴史や仕組み、現状などたくさん話しを聞いてきたよ。

知らなかったこと、驚いたこと、なるほどと思うこと、すごく勉強になった。

韓国野球のいいところ、日本やメジャーのいいところ、

また、卑怯というか、「どうして?」と疑いたくなることもあるね。

どの組織も大変な時代があり、時代に沿って試行錯誤しているんだね。

偉大な選手だったり、偏差値が高い有名大学出身の球団関係者達が、

考えに考えた末に出した決断が、

その組織を崩壊させてしまうことも多いのではないかな。

上に立つということは、本当に大変で、責任が重くのしかかってくるよね。

だからこそ、野球の専門的なことだけではなく、

解剖学、栄養学、哲学、歴史、科学、芸術、さまざまな分野を

自分の目で見て触れてみることが大切なのではないかな。

絵を見たり、歴史を勉強したからといって野球が上手くなったり、

成績や業績が上がるわけではないが、そういうものに触れ、経験することによって、

物事に対しての感じ方が変わってくるよね。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」だよね。

毎年オフシーズンになると、アメリカ旅行に出かけ、

何か新しい発見を期待していたが、

「あぁ~楽しかった。すごかった!リラックスできたなぁ。」そんな感想しかもてなかった。

しかし、2年間のメジャーリーグ挑戦で、旅行ではなく実際に生活をしてみると、

今までに見えなかったものがはっきりと見えたよ。

日本は素晴らしいよ。

日本野球、日本の文化、日本料理、日本人は本当にすごいよ。

日本人は、もっと誇りとプライドを持って生きていくべきだと思う。

今回、韓国に行ってみたけど、まったく同じ思いがしたよ。

日本に生まれ、日本人であることに感謝したいね。

帰国時、ふと外を眺めて思った。

空高く飛んでいる飛行機の中から見る地球の美しさや自然の雄大さは、

人間とは比較にならないほど偉大だと思う。

だからこそ、僕たち人間は、地球環境を考え、自然と調和して共に生きていかなければいけない。

とにかく、戦争のない、平和な世界が訪れる日を祈り、

生かされているということに感謝しながら楽しく人生を送っていきたいね。

日本人としての誇りを持ってね。

そして、日本の野球を守り、育てていきたいね。

2008年7月26日

2008年7月20日

韓国

友へ

お元気ですか?

3ヶ月もの長い間、ご無沙汰してゴメンね。

帰国してから、スポーツニッポンの連載、

報知新聞のコラム、新聞、雑誌の取材、テレビ出演、野球教室、講演など、

沢山の仕事を頂き、自分なりに楽しく仕事をさせて頂いています。

また、いろんな分野に挑戦しているので、野球と違った大変さを痛感しています。

テレビや講演では、言葉で自分の気持ちを伝える大変さを感じ、

原稿では、文章を書く難しさや、伝える方法というか文法が、
なかなか出てこないんだよね。

1日に、4つも5つも取材があると、運動での疲れと違った疲労を感じるよね。

現役を引退したら、ゴルフ三昧、読書三昧、旅行三昧なんて考えていたけど、

どれも実現できていないですが、時々、ホッとする時間を作っていきたいと考えています。

そんな忙しいなかでも、新しい気付きというか、嬉しい体験もあるんだ。

東京でもそうだけど、大阪や地方に行った時に、熱烈なファンの方にお会いし、

また、その道中で沢山の方に温かい声を掛けて頂き、とても心地良い心境になるよ。

現役時代、何をしても悪く言われ、また、利用、悪用され、

常に悪役を演じさせられてきた思いがあった。

孤独を感じることが多かった現役時代だが、自分の知らないところで、

こんなに沢山のファンに、守られてきたことに改めて心から感謝したい。

話が変わるけど、

今、僕は、韓国のソウルに居ます。

韓国プロ野球を、自分の目で見て勉強したいと思って来たんだけど、

なんと、昨日から台風が接近していて、その影響で大雨です。

ドーム球場がないので、観戦予定だった試合は中止になった。

残念だったけど、せっかく来たのだから、ご飯食べるだけで帰るわけには行かないよね。

そこで、SKワイバーンズのピッチングコーチをされている加藤さんに連絡を取り、

時間を作って頂き、韓国野球のことをいろいろ聞かせてもらったよ。

P1020757 加藤 初さんと

その後、ホテルに戻りフィットネスジムで1時間半汗を流した。

すっきりして部屋に戻りテレビをつけたら、なんと、巨人対横浜の試合を
放送していたんだ。

試合を観ながら、この解説者の声に、聞き覚えがあるなと思っていたら、

ジャイアンツで7年間一緒にプレーした、チョ・ソンミンが韓国語で解説していたんだよ。

ビックリ!

P1020760_2 チョ・ソンミンさんと

試合後に、連絡をとって夕食を共にしたよ。

久しぶりに会い、昔話や韓国野球のこと、将来のことなどを話していたら、あっという間に時間が過ぎていった。

本当に楽しい時間が過ごせたよ。

韓国語は、まったく分からないけど、長年の友人が、いろいろサポートしてくれて助かっているよ。

野球を通じて出会った友に感謝し、今日の試合が出来るように祈りたいな。

よい1日を

2008年7月20日

2008年4月16日

卒業

友へ

元気ですか?

帰国してから、毎日忙しくしています。

引退したので、今、流行の言葉では、リストラになるのかなぁ。

要するに失業をしたんだよね。

将来の不安や、経済的な不安、無力感など、少しは感じているけど、

意外と、毎日楽しく生活しているよ。

それに、けっこう忙しいから、そんなこと考えている暇がないのかもね。

忙しいということは、本当に有り難いことだよね。

しばらくは、いろんなことにチャレンジしながら、

自分の特性を活かせる適職は何かを見極め、方向性を出していきたいと思う。

前々から、引退したら、ゆっくりと体を休めようと思っていたんだけど、

何か、肉体労働者の血が騒ぐんだよね。

それに、健康のためにも運動は必要だから、

帰国してから土日以外は、毎朝、家の周りを1時間ほど走っているんだ。

週末は、少年野球の子供達と一緒に汗を流しているよ。

子供達を見ていると、本当に楽しいし勉強になるよ。

上手な子供もいれば、そうではない子供もいる。

体格のいい子供、小さい子供、ちょっと悪そうな子供、

いろんな子供がいるよ。

でも、みんな、僕の宝物なんだ。

人と比較することなく、彼ら、それぞれの特徴を活かし、

努力する楽しさを学んで欲しいんだ。

また、チームスポーツだから、

みんなで助け合いながら、協力することを覚えてもらいたいね。

当然、試合になると、緊張感や恐怖感も体験するし、

楽しいだけではなく、時には、辛い練習もあるよ。

でも、人間として、男として、

苦難を乗り越えていく勇気や体力、精神力も、同時に養って欲しいね。

毎年、僕のチームを卒業していく子供たちがいるけど、

陰ながらだけど、いつまでも彼らのことを応援しているんだ。

それぞれの道で、僕のチームで学んだことを活かし、

自分らしく、自分のペースで頑張ってもらいたいね。

現役生活は、失敗の連続で、何度も何度も転んでは立ち上がって前に進んだ。

野球で自分を磨かせて頂き、人間関係や、メディアからの苦難も沢山あったよ。

本当に苦しかったけど、その苦難から、砥石のように自分を磨かせて頂いた。

今、振り返ってみると、全てが素晴らしい経験だったよ。

そんな、現役選手も卒業だよ。

長いようで短かったなぁ。

たくさんの人に応援して頂き、支えて頂き、

子供のように見守って頂き、同じ青春を過ごした沢山の同世代の友、

僕を目標に頑張ってくれた後輩たち、

本当にありがとうございました。

今年は、講演や野球教室で、地方に行く機会が増えると思います。

一人でも多くの方に、直接会って御礼ができたらと思っています。

長い間、ありがとうございました。

2008年4月16日

2008年3月31日

努力、辛抱、そして、努力

友へ

突然の引退発表で、ビックリした?
本当に、ゴメンね!
決断に至った理由については、今でも上手く説明できないし、
言葉では、どんなに時間をかけても、説明できない気がするんだ。
僕の、この感情を理解してもらえないことは、本当に残念だけど・・・

世の中、わからないことだらけだよね。
これだけ科学が発達、発展していても、まだまだわからない事が多いよね。
それに、未だに絶対というものが存在しないもんね。
こんな話をしている自分のことも、さっぱりわからないんだからね。

引退を決意した夜、ゆっくりとお風呂に入り、
長年、酷使してきた体を、感謝の気持ちをこめて丁寧に、
そして、きれいに洗ったんだ。
風呂上りには、ベッドに大の字に横たわり、
お父さん、お母さんから、頂いた体に感謝しながら、
今までの野球人生を振り返ってみたよ。

たくさんの思い出が、次から次へと映画を観るように流れてきて、
体が熱くなって、何とも言えない心地良さだったなぁ。

努力して、辛抱して、そしてまた努力してきたからこそ楽しかったんだ。
野球は、甘くないよ。
プロ野球は、もっと甘くないんだよ。
甘くないからこそ徹底的に研究して、勉強して立ち向かっていくんだよね。
大変だからこそ、一生懸命頑張り、その努力が、たまらなく楽しかったんだと思う。

現役を離れても、たまらなく楽しい時間を経験していきたいよ。

今は、ロスに来ているので、
明日にでも、ジョーブ先生に会ってから帰国したいと思います。

元気でね

桑田真澄

2008年3月31日

2008年3月27日

無常観

友へ

突然ですが、ボールを置くことに決めました。
友に、上手く説明できる理由や論理は、何もありません。
ただ、僕の心が納得し、燃え尽きてしまったんだよ。

無常というか、悲しいというより、むしろ、美意識が感じられるんだ。
なんて表現したらいいんだろう・・・?
若い頃の自分を思い出しながら、今の自分を見ていると、
哀れというか、不変なもの、永遠というものは存在しないんだと改めて思うよ。
しかし、その自然な流れが、また、たまらなく美しくも感じてしまうよね。

本当に世の中には、永遠なものはないよね。
家族、友達、命、財産など、100年後、500年後は、間違いなく変わっているからね。
何一つ変わらないものはないよね。
だからこそ、その一瞬、一瞬を、感性を研ぎ澄まして生きていきたいよね。

決断してすぐだから、たくさん言葉が出てこないけど、
また、ゆっくりと話をしましょう。

心より、野球の神様に感謝し、
そして、長い間、僕を支えて頂いた友に、感謝の気持ちを伝えたいです。
ありがとうございました。

4月には、帰国します。

44

2008年3月27日

2008年3月23日

選択、そして、決断

友へ

こんばんは!
日本は、朝だから、おはようだよね!

今日のブラデントンは、朝から雨で、登板予定の試合が中止になり、
その代わりに、紅白戦をすることになったんだけど、
その紅白戦も、開始直前に雨が強くなり中止になりました。
結局、室内ブルペンで、30球ほど投げて帰ってきたよ。
ちょうど、濡れた服を洗濯したところなので、選択の話をしようかな。

前にも、選択と決断の話をしたかな・・・?
最近、本当に、よく忘れ物をするし、覚えが悪いよね。
それに、同じ英単語は、何度覚えても、時間が経つと忘れるからね。
どうしてだろうね?
同じ失敗を何度も何度も繰り返すのが人間なのかな・・・?
それとも、僕だけ?

選択と決断の話に戻るけど、
結局人間は、朝起きて、寝るまでの間、選択して決断しているんだよね。
今直ぐに、起きるか起きないか、先にご飯を食べるか、顔を洗うか、
どの服を着るか、何時に家を出るのか、挨拶をするかしないか、
電話をするかしないか、質問をするかしないか、意見を言うか言わないか、
練習をサボるか、軽めにするか、
夜は、どこで、誰と何を食べるかなど、とにかく、何をするのも選択の連続だよね。

当然、迷う時もたくさんあるよね。
手術をするかしないか、もう一度投げるか投げないか、
昨年は、短い間だったけど、自分の中ですごく迷ったなぁ。
その時の決断が、今につながり、ここにいるんだけどね。

メジャーのキャンプに参加させていただき、
ここまで生き残れているのも、本当に不思議だよね。
開幕まで、残り1週間になったけど、
あと1,2回は、カットがあるので、どうなるのだろう・・・?
他人の選択と決断で、自分の選択と決断を迫られ、
その結果、自分の人生が大きく変わることもあるよね。

何か難しい話になってきたけど、
とにかく自分の人生だから、
日常の些細なことや、重大な決断を迫られた時も、
自分の第一感というか、心の思うままに従って決断していきたいよね。

激しい雨音を聴きながら、ブログを書くことを選択し、決断したのも自分。
自分の人生は、全て自分次第だね。
時々、ラッキーなこともあるけどね。

また、話しましょう。
よい選択と決断を。

Dsc_2709 サラダと卵焼きを選択した朝食

2008年3月23日

2008年3月20日

倒れたってええやん

友へ

元気ですか?
僕は、相変わらず順調ですよ。
足首も、悪くならないでいてくれて、
本当に有難いと思います。

いつも、たくさんの応援メールありがとうね。
そのなかで、ちょっと気になったことがあったので話をしたいと思います。

もう3月も終わりに近づいてきたね。
学生にとっては、受験という大変な時期が終わり、ホッとしているよね。
進学先が決まって、希望に燃えていて欲しいね。

卒業式、入学式で、別れと新しい出会いがあり、
人生の、大きな区切りだよね。
いい先生や友人と出会えて、楽しい学校生活を送った人、
最悪の先生や友人で、辛かった人、いろんな思いがあるよね。

先生は、全員いい先生かといえば、必ずしもそうではないし、
むしろ最悪の先生の方が、多いかもしれないよね。
友達だってそうだよね。
誰だって自分が一番可愛いんだから、
いざという時は、人を利用したり、裏切ったりするよね。

でも、彼等と生涯を共にするわけではないので、
「いい勉強をさせてもらったな」って感じで受け止めて欲しいね。
恨んだり、復讐を考えたりしたら駄目だよ。
この経験は、必ず将来に活きてくるからね。
活きてくるというより、活かしていこうよ。

そうやって、前向きに考えて、人生を楽しく生きていこうよ。
それに、僕の考えは、古いかもしれないけど、
酷い事をした人は、
どこかで、必ず罰が当たるようになっているから心配しなくていいよ。
お天道様に、任せておけばいいんだよ。

それと、「負けるが勝ち」って聞いたことあるでしょ。
希望していた学校に入れたら、それは、とても素晴らしいことだけど、
合格できなくて、自分の希望していたところではないところに
行かなくてはいけないことも、
それはそれで、神様が与えてくれた道だと思うんだ。
精神的にも、辛い時期だし、先が見えなくて不安だろうけど、
自分が行くことになった学校が、一番いい学校なんだよ。
有名校だから、偏差値が高いからとかで、
いい学校だと決め付けてはいけないよ。
全国には、いろんな学校があるんだから、
とにかく自分が行くところが一番さ。
そこで、ベストを尽くすことが大切なんだよ。
僕は、そう思うけどね。

完璧な人間なんていないんだし、
あまり心配せずに、希望に満ち溢れた毎日を送って欲しいな。
倒れたり、止まったりしたら、また、そこから始めればいいじゃない。
それに、倒れるということは、
倒れた時の苦しみや思いを経験するために倒れるんだからプラスなんだよ。
そして、なぜ、人は、挫折したり倒れたりするかというと、
努力、工夫し、起き上がるために倒れるんだよ。

僕の人生も、失敗の連続だよ。
同じ失敗も何度も何度もするし、
これからだって、たくさん失敗すると思うよ。
マイナス思考にだって、すぐになってしまうよ。
でも、自分の人生は、自分が頑張るしかないんだから。
人の人生じゃないんだから、自分のペースで、自分らしくでいいんだよ。
「それでいい」、じゃなくて、「それでなきゃ」いけないんだよ。

自分のペースで、自分らしくがいいんだよ。
そして、倒れたら、起き上がればいい事だけだよ。
起き上がるために、倒れるんだよ。
僕は、そう思うよ。

共に頑張ろう!

Dsc_2481

2008年3月20日

2008年3月 2日

ONE☆ DRAFT

友へ

元気ですか?
今日は、とてもいい天気なので、バルコニーから写真を撮ってみました。
風がある日は、宮崎キャンプの寒さを思い出しますが、
フロリダキャンプの殆どは、暖かい天気で、のんびりとした雰囲気ですよ。

Burogu

昨日、久しぶりに試合に登板したんだけど、
投げ終えてみると、やはり、気持ち良かったし楽しかったね。
マウンドに上がる前は、足首が心配だったけど、
投げ始めると、足首のことも忘れて、投球に集中していたよ。

毎朝、ベッドから起きる時には、痛みというか、硬さを感じるけど、
今朝の練習で動いてみて、状態が悪くなっていないので、
何とか試合に投げていけそうだよ。
再び投げさせて頂けることに感謝し、
野球を通じて何かを学び、更に人間として進歩していきたいと思う。

この写真は見たことある?

One01 ONE ☆DRAFTのメンバーと

音楽の世界については、あまりわかっていない僕だけど、
彼等は、元高校球児の後輩として、本当に微力だけど応援させてもらっているんだ。
まだ、スタートを切ったばかりだけど、
しっかりと自覚を持って、音楽活動に取り組んでいってもらいたいと思う。
教養を高め、視野を広め、心に響く歌を歌ってもらいたいね。
みんなで力を合わし、充実した時間を過ごせるように、心から応援しています。
頑張ってください!ONE ☆DRAFT

2008年3月 2日

2008年2月24日

先生

友へ

元気ですか?
また、ご無沙汰してしまったね。
フロリダに来て、もう1週間が経ってしまったよ。
家やレンタカー、食材や日用品を揃えて、ようやく落ち着いた感じかな。
もちろん、その間も、野球に集中しながらだから、今は、ちょっと疲れているよ。

そんな毎日だけど、野球だけではなく、料理や洗濯、英語の勉強など、
全てのことに心を込めて生きているよ。
少しでも前に、少しでも進歩したいからね。
そうでないと、生きていてもつまらないからね。

どのようなものからでも、必ず学べることがあると思うんだ。
小さなこと、些細なこと、単純なこと、消したいほど嫌なこと、やり直したいこと、
いろんな経験を自分なりに工夫をして、将来に向けてプラスにしていきたいね。
経験したこと全てが、自分の先生だからね。
大空や大地、海も川も、動物も植物も、野球も単身赴任も、
全てのものから、何かを学びたいね。

P1010628_kaimono

足首も、思っていたより痛みがなく、順調にキャンプを過ごしています。
と言っても、昨年以上に厳しい状況であり、激しい競争だよ。
でもね、毎日思っていることは、
楽しみながら、明るく、粘っていきたいってことなんだ。
先が見えないから、とても不安だけど、
どうなるかわからないからこそ、楽しみがあるんじゃないかな。

Img_0852_kizu

今日の努力が、明日の努力につながり、また次へと繋がっていく。
明日、また、精一杯頑張りたいな。

お互い頑張ろう!

2008年2月24日

2008年1月28日

前へ前へ

友へ
元気ですか?
今年も、ここケアンズで、自主トレを行っています。
心配だった足首も、100%ではないけど、順調に回復しているので、
何とか、キャンプに間に合いそうです。
まだ、強く捻ると痛みがでるけど、
若い選手たちと勝負できるレベルには、もっていけそうだよ。

Dsc_2409

10代、20代、30代、40代と
プロの世界で野球をさせて頂きほんとに幸福だけど、年々、時代を感じるよ。
自分の体や精神的にもそうだけど、
社会情勢や経済、野球界もそうだけど、チームや選手の体質なども動いてくるよね。

そんな変化する時代だから、常に敏感に反応し、
挑戦していかなくてはいけないと思うんだ。
失敗もたくさんするし、逆境の連続だけど、
それをバネにして、とにかく明るく前向きに生きていきたいよね。
とにかく、前へ前へ進んでいくことが大事だと思うんだ。

もちろん、自力だけではなく、たくさんの人の支えがあってのことだけどね。
お互い、刺激しあいながら頑張りたいよね。

また、勝負させていただける喜びを胸に、
ここケアンズの大自然と共に時間を過ごしています。

Img_0628

2月2日に、70名の方にお会いできると思いますが、
どうぞ、気をつけて来て下さいね。

それと、参加される方へのお願いですが、無礼講ではありませんよ。
大人としてのマナーは、お互いしっかりと守り、
有意義な時間を過ごしたいですね。

次回は、東京ではなく、関西か、九州で、食事会を開催したいと考えています。
今回、参加できなかった方と、お会いできる日を楽しみにしています。

いつも、ありがとうございます。

2008年1月28日

2008年1月 8日

新たなる修行

友へ

新年、あけましておめでとうございます!

2008年1月1日、

久しぶりに、日本で正月を迎えました。

やっぱり、ええわ。

日本は、素晴らしいよ。

最高だよ。

家族とのんびり過ごしながら、そんな言葉を連発していたなぁ。

元日から、息子とトレーニングをして、気持ち良い汗を流した。

2日には、長野で、高校の同級生と過ごし、青春時代の思い出に浸っていたよ。

3日は、松本でトークショーを行い、仕事始めって感じでした。

4日は、名古屋、5日は、東京、6日は、大阪と転々としていました。

移動だけでも大変だけど、時間にも縛られ、追われた5日間でした。

しかし、そんな大変な時でも、

時間の合間に、ホテルのフィットネスなどを利用し、リハビリ、

トレーニングを続けていたよ。

時間に縛られ、追われている時でも、時間に左右されるのではなく、

逆に上手く使っていくと、その一瞬が、その日一日が充実してくるよね。

そう言えば、規則も同じだよね。

規則や時間に縛られているという感覚ではなく、

それを上手く使って楽しむ感覚が大切だと思うんだ。

忙しかったけど、とても充実した時間を過ごせたよ。

そうそう、大切なことを忘れていた。

ようやく、パイレーツから契約書が届き、

今日、慎重に、そして、感謝の気持ちを込めてサインをしたよ。

昨年と同じ条件なので、春のキャンプで、生き残りをかけて戦うんだけど、

いつもの僕らしく、自分の意思に忠実に生きていきたいと思うんだ。

マイペースで頑張ってくるよ。

今までに何度も、終わりかなと思ったことがあったけど、

たくさんの友に、支えて頂き、

こうして23年目を迎えることが出来て本当に嬉しく思うよ。

心から感謝したい。

P1010155

2008年1月 8日

2007年12月25日

クリスマス

メリークリスマス!
友は、どこでクリスマスを過ごしていますか?

イブは、朝6時半から、弟と友人とゴルフをして、
10時半から、買い物に行き、その後は体を休め、
16時半から、息子と一緒に野球の練習をしました。
まったく、クリスマスの雰囲気がないですよね。

プロ入り後、この時期は、殆ど海外で過ごしています。
ニューヨークで過ごしたこともありますが、
それ以外は、ハワイかオーストラリアの暖かいと言うか暑い所が多いですね。
今年も、猛暑のケアンズで過ごしていますが、
クリスマスの雰囲気は、味わえないけど、それなりに家族で楽しんでいます。

でも、やはりクリスマスは、
雪が舞っている中で過ごしてみたいという願望が強いですね。
このイメージは、子供の頃から、なかなか消えないですね。
寒い所は、苦手だし、雪国の人達の苦労も大変だと思いますが、
いつの日か、雪の降る場所で、
クリスマスを過ごしてみたいと思っています。

そして夜になると、クリスマスからお正月にかけて、神(自然)の存在を感じるよ
ね。
世界中には、たくさん宗教があるけど、どの宗教も良いところがあり、
そうでないところもあるよね。
僕は、野球の神様と大自然の力を信じている自然教かな。
今までの野球人生で、数え切れないほど、目に見えない力に助けられてきたよ。
それは、家族の祈りであったり、ファンの皆さんの熱い応援であったり、
自分が一所懸命に努力してきた結果、
見えない力が、「ポンッ」と背中を押してくれたことがたくさんあったよ。
努力して頑張っていれば、
きっと何か見えない力が、自然の力が、働くと信じているんだ。

そして、その努力の仕方が、とても大事だと思うよ。
この間、ステロイドが、話題になっていたけど、
あれほどの人数の選手が、使用を認めたり、
疑いをかけられたりしている現実をとても悲しく思うよ。

スポーツマン精神は、どこに行ってしまったのか・・・?
競技事は、ルールを守ってこそ成り立つし、
その頂点にいるプロの選手が、ルールを守らなければ、何の意味もないよね。
テストで、カンニングをして、いい点をとっても楽しくないんじゃないかな?
罪悪感はないのかな?
たくさんのファンに、なんて言って説明するのか・・・

ルールの範囲でプレーすれば問題ないけど、
プロ野球選手の影響は大きいから、
自覚をもっと強く持たなければいけないよね。
記録やお金は、本当に大事だけど、
その前に、スポーツマンとして、
人としてどうなのか、ということを考える必要があると思うんだ。

もともと、野球のルールは、教育的ではないからね。
僕も、中学生の野球チームを指導しているけど、
時々、戸惑うこともあるよ。

盗塁は、塁を盗むし、2塁で封殺するや、併殺、捕殺、死球など、
言葉からして教育的ではないよね。
それに、審判にアピールしなければ認めてもらえないこともたくさんあるよ。
例えば、ベースを踏み忘れても、相手に見つからなければセーフだし、
隠し球で、相手を騙してアウトにしても、騙された方が悪いんだよね。

そんな中に、身を投じているからこそ、
より一層、自分に厳しさを持たなければいけないと思う。
スポーツ選手の、努力し鍛錬し洗練された姿は、
とても美しいと思うし、それ自体が芸術だと思うんだ。

もう一度、原点に返って見つめ直して欲しいし、
今一度、自分自身にも、言い聞かせたいと思うよ。

今、野球の練習を終えて帰ってきました。
すごい汗でしたよ。
バテバテです。

これから、友人達とバーベキューです。
最初のワインは、白ワインですよ!
オーストラリアですから、ペンフォールドのヤッターナから入ります!

メリークリスマス!

2007年12月25日

2007年12月11日

検診

友へ
こんにちは!
ロスで検診してもらい、
「順調なので、これからペースを上げていっていいよ」
そう言われて、正直ホッとしたんだ。

ドクターと離れてリハビリをしていたし、
腫れも、まだ少し残っていて、硬さもあったので、
帰国してからの2ヶ月間は、何となく不安だったよ。

これで、足首のリハビリだけではなく、野球の練習もできるので
楽しくなってきたよ。
それに、「リハビリでゴルフもいいよ」って言われた時は、
「待ってました」って感じだったね。
野球が一番だけど、ゴルフも大好きだからね。
スイングをしながら、手術した足首を、横の動きに慣れさせていきたいと思う。

と言っても、日本は、寒いし、
いきなりアップダウンの激しいコースには、負担が大きいので、
練習場から始めたいと思うんだ。
その練習場なんだけど、
なんと、タイミング良く、弟が、室内ゴルフ練習場を始めたので、
そこに行って、キャッチボールや、リハビリ、
バットスイング、ゴルフスイングで汗を流そうと思っています。

今日は、これから岐阜に行って講演です。
話は、得意ではないので心配だけど、ベストを尽くしてきます。

P.S
ゴルフ好きな友のために、
インフォメーションに案内を載せておきますね。

2007年12月11日

2007年11月27日

関西弁

友へ
こんばんは!
手術後、2ヶ月が過ぎて、ようやく走り始めたよ。
と言っても、ゆっくりだけどね。
今だったら、友と20M競争したら完敗だな。
競争してみたいですか?

今後、足首の状態をみて、徐々にスピードを上げたいと思っています。
足首のリハビリをした後に、体力作りも始めたので、
いよいよ来年に向けて、スタートを切ったって感じがしています。

Photo

Photo_2

先日、大阪で中学校の同窓会があり、
初めて参加したんだけど、とても楽しかったよ。
中学と言っても、殆どの人は、幼稚園から一緒なので、
幼稚園の同窓会みたいな感じだったな。

昨年まで、ジャイアンツに在籍していたので、
この時期は、秋のキャンプか、オーバーホールなどの球団行事があって
参加できなかったけど、今年は時間があったので、
久しぶりに、みんなに会えて本当に嬉しかったよ。
何人かは、しばらく考えないと名前が出てこない人もいたけど、
本当に懐かしく、素晴らしい時間が過せたよ。
何年経っても、同じ時代を共に過ごした仲間とは、
何か連帯感のようなものがあるよね。

それと、すごく心地よかったのは、関西弁かな。
今年は、アメリカ生活が長かったこともあるかもしれないけど、
とにかく、関西弁が心にジ~ンと響くんだよね。

名古屋弁、九州弁など、地方に行けば、
そこの地方の言葉があるよね。
方言を馬鹿にする人がいるけど、
僕は、地方の、いや日本の素晴らしい文化だと思うんだけど・・・

標準語って言ったらいいのかな?
それは、日本人として大切な言葉かもしれないけど、
その地方の言葉も、それと同じくらい大切にしていかなければいけないよね。
そんなことを考えながら、大阪を後にしました。

友は、何弁ですか?
駅弁は勘弁してくださいよ・・・

おやすみ

2007年11月27日

2007年11月 7日

人生の四季

友へ

元気ですか?

昨日、やっとギプスが取れて、ゆっくりだけど歩けるようになったよ。
松葉杖やギプスをしていると、本当に自由が利かなかったよ。
足首を、ずっと固定していたので硬さはあるけど、
激痛や変な痛みがないので、今は、それだけで嬉しいよ。

命にかかわる手術ではなかったけど、歩けないというだけで、
ストレスを感じるし、毎日が、暗くて辛いよね。

そして、命があること、健康であることが、こんなにも有難く重みさえ感じるね。
元気な時は、こんな気持ちにはなれないし、考えもしないけど、
生きていること、健康であることが、とてつもなく凄いんだなと思う。
名誉や富、権力、学力、実力など、それはそれで大事かもしれないけど、
そんなことよりも、まず、生きていること、健康なことが1番に大切だよね。

帰国してから、名古屋と大阪に行ったんだけど、
行き帰りの新幹線の中から、外を見ていたら、
見慣れた景色なのに、なぜか感動したんだよね。
21年間のプロ野球生活で、名古屋と大阪には何度行ったか分からないし、
シーズンオフも数えると何百回、同じ景色を見たかわからないよ。
なのに、なぜ、何に、感動したと思う?

日本の、自然の美しさに、心を動かされたんだ。
山、川、海、田畑、雲、空、風、樹木、など。
とにかく、日本の自然は、繊細で奥が深く、色彩がとても豊かだと感じたよ。
世界中を見た訳ではないから、偉そうなことは言えないけど、
8ヶ月間、アメリカに居たせいか、日本の自然の美しさに惹きつけられたよ。
日本には、はっきりとした四季があるから、
こんなにも美しく研ぎ澄まされていくのかな?

人間もそうだけど、動物や植物も、この移りゆく時間、季節のなかで、
一生懸命に生きているんだよね。

自分の人生も、冬があり、春が来て、夏になり、秋が訪れる。
はっきりと四季があるような、そんな気がするよ。
今は、手術をして、真冬って感じだけど、
やがて、春が来ることを心から楽しみにしている。

そう考えると、1日のなかでも、四季があるような気がするな。
心が静かで落ち着いている時、燃えるように熱い時、
絶望を感じる時など、いろいろだね。

焦る気持ちもあるけど、ここは、ゆっくりと冬を楽しみ、
やがて来る春に、夏に、備えて、
コツコツと努力を積み重ねていきたいと思うんだ。
長い、長い、道のりだけど、1歩ずつ前に進みたいね。

Photo
ナパのワイナリーにて

Photo_2
アメリカにて

2007年11月 7日

2007年10月23日

罪悪感

友へ

元気ですか?

手術後、1ヶ月が過ぎたよ。
今日から、松葉杖も1つになり、少しずつだけど
足首がよくなってきていることに喜びを感じているよ。

Photo_2
抜糸後の患部

この1ヶ月は、歩くことができなかったので
運動はもちろんできなかったし、
家の中にいても掃除をすることもできないし、
ご飯の用意や後片付けをすることも、ゴミ出しをすることも、
何もできない状態だったので、申し訳ない気持ちで一杯だったよ。
それに、仕事も何もしていないし、当然収入もない。
時々、日本国民として、第27条 労働の義務を果たしていない自分に対して
罪悪感を持ったこともあったよ。

健康って良いよね。
元気なことって、本当に素晴らしいことだよね。
それだけで幸福だよね。
そう思えると、他の辛いことなど、たいした事じゃないよね。
心から、健康に感謝したいね。

手術後、大変お世話になったロスの友人にも、心から感謝したい。

Photo_3
お世話になったロスの友人

2007年10月23日

2007年9月19日

報告

友へ

無事に手術が終わって、ホッとしているよ。
ドクター・ジョーブを始め、執刀してくださったドクター・ジャン、そして
病院のスタッフの人たちに心から感謝しています。

919

今、改めて思うことは、人はやはり一人では生きていけないということだね。
色んな人に何らかの形で助けてもらって生きているんだよね。
人生の中で、知り合える人数は限られているけど、
何らかの縁で知り合った人は、大切にしていきたいよね。

今はあまり話せないけど、いつも応援してくれている
ファンのみなさんに、無事に手術が終わったことだけ報告したくて
頑張って書いたよ。

また元気になったら、話をしようね。

いつも応援してくれてありがとう。

桑田

2007年9月19日

2007年9月 7日

手術

友へ

元気ですか?

昨夜、ジョーブ先生と話し合いをして、右足首の手術をすることに決めたよ。
まだ、腫れもあるし、痛みもあるのでしょうがないよね。
最終検診が終わって、自分が思っている以上に悪かったので、
少しショックだったんだ。

でも、怪我の後、メジャーで投げさせて頂けたこと、
この素晴らしい野球の神様からの贈り物は、あまりにも特別だった。

メジャー挑戦は、僕にとって人生最高の幸せに包まれた思い出になったよ。
こんな書き方をすると、もう終わったみたいに聞こえるよね。

今後は、リハビリの様子を見ながら、帰国してゆっくりと考えたいんだ。
手術は、できるだけ早く受けたいと思っているので、
予約が取れ次第、受けるつもりです。

試合復帰まで、5,6ヶ月かかるので、
ちょっとリハビリが厳しくなると思うけど頑張るよ。

それに、帰国も予定より1ヶ月程、遅れるので、ちょっとホームシックかな・・・。
やっぱり、日本は良いよ。最高だよ!

また、フロリダに居た頃のように、一からリハビリをすると思うと、ゾッとするよね。

でも、もう少し、もう少し、自分を磨くために頑張りたいと思う。

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パイレーツでのリハビリの時の写真

2007年9月 7日

2007年9月 4日

希望の光

友へ

元気ですか?
今、僕は、アリゾナにいます。
サンディエゴ・パドレス、マダックス投手のピッチングを見に来ているんだ。
彼の投球を見ていると、すごく勉強になるし、芸術を感じるんだよね。
今日は、どんな芸術を見せてくれるのか楽しみだな。

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自分のシーズンが終わり、クーパーズタウン、ニューヨーク、サンディエゴ、ロス
と、結構ハードスケジュールで動いているよ。
野球の勉強はもちろんだけど、
友人とゴルフをしたり、食事に行き、一緒にワインの勉強などもしているんだ。
人生、全てが勉強だからね。

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帰国する前に、もっとも大切なことは、
ジョーブ先生に会って右足首を診てもらうことだったので、
昨日、先生に診て頂き、気持ちがスッキリしたよ。
これから、どうするかは、今はまだ話せないけど、方向が決まったら報告するからね。

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いつも、ありがとう

桑田 真澄

2007年9月 4日

2007年8月20日

伝説の人

昨日ね、僕が住んでいる所から1時間ちょっとなんだけど、
帰国前に、何としても行ってみたいと思っていた、アーノルド・パーマーさんのゴルフ場に行って来たよ。


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ゴルフ場に隣接して、彼の家と事務所、工房があるんだけど、
そこで、プレーさせてもらえるだけでも凄い事なのに、
アーノルド・パーマーさんが会ってくれると言うので、
ビックリしたよ。本当に信じられない出来事だったよ。


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ゴルフ界の伝説の人物に会えて、また、とても親切にしてもらい感謝感激だった。
また、前に、雑誌で見た場所に案内してもらった時は、とても感動したよ。
数々の栄冠を手にしてきた裏には、僕達には想像がつかない努力があったと思うよ。
ゴルフクラブの調整や研究をしていた工房に、足を踏み入れた瞬間に、
改めて努力の大切さを教えてもらった気がした。
努力、いい言葉だよね。


努力する姿勢を持ち続けたいと思った1日だった。

2007年8月20日

2007年8月18日

友へ

友へ

やはり、この書き出しが、たまらなく好きだなぁ。

今日、正式に、今年は、もう、どこでもプレーしないことで合意したよ。
プレーできないこと、そして、給料が無くなってしまうのは、とても不安だけど、
とにかく、頑張ってくれた体を休めてあげたいと思うんだ。

6月に、急に右目が見えなくなった時の不安は、
今でも恐ろしい体験として鮮明に覚えているよ。
3Aインディアナポリスで初登板した時、捕手のサインが、よく見えなかったんだ。
その時は、照明の角度や何かの影が原因だと思っていたんだけど、
次の登板も同じだったし、練習時のキャッチボールも捕球するのが難しくなって
きたんだ。その後少しずつ回復しているよ。
キャンプで痛めた右足首も、
毎日、テーピングで固めて投げていたので、限界を超えていたと思う。
ここまで持ちこたえてくれた体に、心より感謝したい。

また、共に戦い、心から応援してくれた友に、「ありがとう」と伝えたいよ。
20歳の頃の夢であった、メジャーへの扉をこの年齢で開けさせて頂けたこと、
そして、自分の目で見て、肌で感じ、触れ、心で全てを見ることができた。
アメリカで、充実した毎日を過ごさせて頂き、今は達成感で一杯なんだ。
今後は、しばらくピッツバーグに残り、
お世話になった方に挨拶回りをして、
それが済んだら、もう少しアメリカに残って野球の勉強をしたいと思っているんだ。

最後に、ジョーブ先生に会って、恒例の握手をして帰国するよ。

もう、夜中の2時になってしまったよ。
そろそろ寝るね。

野球の神様に感謝しながら

2007年8月18日

2007年8月15日

ご報告

桑田真澄ファンクラブ「LIFE IS ART」に登録してくれていたみなさん、
大事な時期にメッセージを伝えることができなくて、本当にごめんなさい。

マイナーでの2ヶ月に及ぶリハビリ生活を終えて、
3Aインディアナポリスに移った時の不安な気持ち、
まさに電撃的だったメジャー昇格、
ヤンキースタジアムでの感動的なメジャーデビュー、
地元PNCパークでの初めてのマウンド、
そして、シアトルでイチロー君と対戦し、三振に打ち取れた瞬間のこと……
わざわざ会員になってくれたみんなには、
伝えたい想いがいっぱいあったのに、肝心な時にそれを伝えることができませんでした。本当にごめんなさい。

本来なら、その理由を皆さんにお伝えしなくてはいけないところですが、
もう、終わってしまったことですので、どうかご理解下さい。

そして、皆さんからお預かりしていた大切なお金を、今、順次お返ししています。

まだ手元に届いていない方も居られるかもしれませんが、どうか、もう少し待っていて下さい。

ご迷惑をおかけして、本当に申し訳なかったと思っています。

その間、スポーツ報知の手記や雑誌ゲーテの連載、その他たくさんの報道で、
僕の想いの一端を伝えさせて頂いてきたつもりです。
これからはこのブログで、今までに伝えられなかった想いも含めて、
改めて書いていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

そこで、第一弾ですが、
今日、監督とGMと話し合いをして、パイレーツを退団することになりました。
今後については、まだ、何も決まっていません。
しばらく、ゆっくりして考えたいと思っています。

パイレーツには、とても良くして頂きました。
また、お金では買えない、素晴らしい経験を積ませて頂き心より感謝しています。
何か進展がありましたら、お伝えします。

充実感たっぷりの桑田より
心の友へ
2007年8月15日